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【中国農村のカオス】駐車スペースをめぐり建設作業員がケンカ=爆薬まで登場、4人死亡―甘粛省

2011年07月31日

2011年7月29日午後、甘粛省隴南市武都区で、鉄道建設作業員と高速道路建設作業員のケンカ騒ぎがあった。殴り合いから発展したケンカは最後、爆薬が使われる事態へと発展。4人が死亡、16人が負傷した。31日、南方日報が伝えた。

交通インフラの整備が急ピッチで進められている中国。あちらこちらでなにかを作っている。というわけで、現場がかちあってもそんなに不思議はないということだろうか。29日午後、鉄道用トンネル掘削現場の車両と高速道路建設現場の車両が一つところで鉢合わせ。どちらがその場所を使うかでもめる事態となった。


Fire / Cannon fun / matt512

*image


高速鉄道問題でもクローズアップされたので、多くを説明する必要はないかも知れないが、中国の建設現場はとかく「スピード命」。工期を破ることは許されないので、どちらの車両を優先させるかはなかなか譲れない問題だ。というわけで、事態は驚くべきスピードで悪化することに。

・高速道路現場の技術スタッフが、鉄道側の運転手に殴られる。

・その運転手が仲間20人あまりを集め、鉄の棒や木の棒を手に高速道路側の事務所を襲撃。職員を負傷させる。

・黙っちゃられないと高速道路側も反撃。数十人を集め、鉄の棒や木の棒を手に報復するべく出動。

・報復に来た高速道路軍団を見て、「これでもくらえ!」と爆弾を投てき。4人死亡、16人負傷の大惨事に。

Vシネ化決定!といいたくなる凄まじい筋書きだが、中国の田舎ではちょくちょくある騒ぎと言えるかもしれない。本サイトでも昨年11月、炭鉱同士の抗争で爆弾が使用され、9人が死亡した事件を紹介している。


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 コメント一覧 (2)

    • 1.  
    • 2011年07月31日 23:11
    • これは械闘の一種と見るべきなのだろうか?
    • 2. Chinanews
    • 2011年08月01日 00:26
    • >「これは械闘の一種と見るべきなのだろうか?」さん
      コメントありがとうございます。
      まさしく械闘ですよね。会社と会社、というか、下請け(孫請け?)会社同士の械闘というのがたまらんものがありますが。どちらもボスに「工期を守れ」と厳命されて、ひけにひけぬ立場にあるという……。

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