中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年08月01日
「寄付金でうまいもの食っちゃったよ疑惑」(レコードチャイナ)と、今年だけでありえないほど問題を連発している。ネットでの情報公開は信頼回復に向けた取り組みの一環だが、テスト運用が始まるや否や、「これも怪しい、あれも怪しい」と問題が噴出している。8月1日付新京報を主に参照した。
「赤十字関係者らしき若い女がむちゃくちゃ金持ちすぎて笑う疑惑(通称「郭美美事件」)」(レコードチャイナ)
「日本から強制労働の賠償金を分捕ったと思ったら赤十字に激しくピンハネされていた問題」
31日に公開されたのは2010年の青海地震に関する寄付金情報のみ。今後、「舟曲土石流」「雲南盈江地震」、そして「東日本大震災」に関する情報が公開される予定だ。寄付金の総額、種目別用途、住宅や学校などの再建プロジェクト、個人の寄付金一覧などを閲覧することができる。検索機能が充実していることも含め、サイト自体は大変すばらしい出来栄えだ。
だが、「見栄えはいいが、データは大丈夫なの?」と不安になる事例が早速発見された。個人寄付金検索で、「李連傑」(ジェット・リー)と検索すると、3件のデータがヒットする。
2010年4月22日 李連傑壱基金青海地震義援金 230元(約2760円)
2010年4月23日 李連傑 300元(約3600円)
2010年8月30日 李連傑壱基金計画 400元(約4800円)