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【高速鉄道】安全装置をオン→即トラブル発生?!追突事故と同路線で大規模な遅延―中国

2011年08月02日

2011年8月1日、先月23日に追突事故が起きた寧波・温州間線路及び上海・寧波間線路で、大規模な列車の遅延トラブルが発生した。一部では信号システムのトラブルが原因だと報じられている。

2日付温州網によると、1日に遅延した列車は10本以上に及ぶという。温州南駅は始発列車の出発が遅れたことから、出発を待つ乗客でごった返した。また乗客の証言によると、出発した列車も臨時停車を繰り返し、時刻表から大幅に遅れたもようだ。


China`s fastest train / sanfamedia.com


一夜明けた本日2日も、遅延は続いている。2日付温州網によると、温州南駅待合室の電子掲示板は16本が遅延、14本が運休していることを伝えている。トラブルの原因について公式の説明はないものの、臨時停車した列車では、「信号が点灯していないため停車する」との車内アナウンスがあったという。

マイクロブログを見ると、「列車が遅れている」「また臨時停車。しかも停電。熱くて死にそう……」などのつぶやきが書き込まれている。先日来、遅延や停電が相次いでいた北京・上海間高速鉄道は6月30日に開通したばかりで、初期トラブルが起きるのは理解できるが、これまで問題が起きていなかった在来線でのトラブル多発に疑問の声も上がっている。

トラブルの原因について、あるネット民は次のように推測している。

思うに、信号機にはずっと問題があったのではないか。ただこれまでは安全システムを使ってなかっただけで。安全システムを作動させると、臨時停車が連発してしまう。乗客のクレームが殺到することは間違いない。そこで鉄道部は安全システムを閉鎖したのではないだろうか。追突事故を機に安全システムを使い始めたが、今のようなトラブルまみれになってしまった。

23日の追突事故について、当局は信号システムに欠陥があったと公表しているが、本来ならば欠陥があった時点で列車の運行は中止されるため、あのような大事故は起きていないはずだ。信号システムの欠陥に加えて、人為的ミスがあった可能性は大きい。上記のような推測が出てくるのも当然だろう。

深圳ユニバーシアード開幕に合わせ、10日開業予定だった広州・深圳間高速鉄道の開業延期もささやかれるなど(MSN産経)、中国鉄道の運行システムそのものが重大な欠陥を抱えている可能性まで疑われている。


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 コメント一覧 (2)

    • 1. ( ^-^)_旦""
    • 2011年08月02日 15:38
    • この予測が事実なら、今まで目をつぶって車を運転してたようなもの・・・

      事故ではなく殺人と言っていいレベルだよ
    • 2. Chinanews
    • 2011年08月02日 16:58
    • >( ^-^)_旦""さん
      本当ですね……。さすがにずっと切りっぱなしだったということはないにしても、問題があっても「注意しつつ進め」みたいな対応はしていたのではないかと疑ってしまいます……。

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