中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年08月03日
■英字メディアが伝えたニセiPhone情報
「Giz-CHina」によると、問題のニセiPhone5は699元(約8390円)という安さ。ボディはiPhone4よりさらに薄い、7ミリという厚さだ。同サイトに掲載されている写真には、アップルの商標やFCC(米連邦通信委員会)マークがついているが、まず間違いなくニセモノだという。
なお写真についているロゴから、このニセiPhone5情報は中国の携帯電話情報サイト・山寨機網が出展と見られるが、原文を見つけることができなかった。
■ネットショップ100店舗でお取り扱い中
英語圏での盛り上がりを受け、中国語メディアもこの「ニセiPhone5」ネタを報じているが、財経網によると、状況は「ニセiPhone5」登場どころではないという。中国大手ネットショッピングモール・タオバオを検索すると、iPhone5を販売しているネットショップは100店舗以上あるのだとか。
というわけで、タオバオを検索してみると驚きの情報が。なんと「iPhone5国産」というページが用意されているのだ。今や世界的な大企業となったタオバオがこれでいいのか、激しく問い詰めたい。
見ると価格はぴんきりで、200元(約2400円)から700元(約8400円)程度まで幅がある。また名前は「Hiphone」としているケースが多いようだ。以前、本サイトではニセiPhoneの一種である「lPhone」を取り扱ったが、なるほど検索にひっかかることを考えると、「Hiphone」のほうが合理的だ。「iPhone」で検索したとしても「Hiphone」はひっかかるからだ。
多くのネットショップで売られている「Hiphone5」は、写真を見るとデザインが違うものも混じっている。まったく別のニセ携帯メーカーが名前だけは同じ「Hiphone5」を販売しているのではないだろうか。
■HiPhone5、実機画像キター!
というわけで、あるネットショップで販売されていた「Hiphone5」の商品画像をご紹介する。
Hiphone5発売!世界最薄ボディ。
ホワイトモデルもあります。
それどころかレッドモデルまで?!一気にださくなった……。
3GSから買い替えを考えてるんで、このデザインだとちょっとがっかり。
そのうち本家よりも高性能のとか出てくるかも。