中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年08月07日
都市管理局とは、無認可屋台の取り締まり(工商局の管轄)、ゴミのポイ捨て取り締まり(環境保護局)、駐車違反(警察)などなど政府各部局の汚れ仕事を一手に引き受けている部局です。人と接触、注意する局面が多いだけに、いざこざが怒ることも多いのですが、最近はもめ事が起きないようにとの配慮か、美人都市管理局隊員が起用されることも多いようで。
(参考記事:「泣く子と城管には勝たれぬ」=中国人が一番恐れている強面集団「城管」の新商売)
成都に登場した美人隊員たちは、美貌とさわやかに加え、ローラーブレードで移動するというパフォーマンスも敢行。人気者になりそうです。
ローラーブレードは広い広場を素早く移動するためという名目らしいですが、やっぱりパフォーマンスのように思えるのですが。ちなみに靴擦れできまくりで、お姉さんたちは絆創膏で凌いでいるとのこと。お疲れさまです。
■おまけというか、本題というか
という斉魯熱線の記事が淄博時空というニュースサイトに転載されていました。淄博市政府の機関紙のようなのですが、まあアクセス稼ぎに走って、煽り記事をばんばん転載しているという……。
同サイトのアクセスランキングを見ると、「ミス警察学校、下品な写真を自分撮り」が2位。まあ、これぐらいはいいのですが、1位の「ケダモノの父親、娘に裸でリアカーを引かせる」がひどい。
記者が帰り道の途中で出会った奇妙な風景を伝えたもの。素っ裸のままよつんばいでゴミを載せたリアカーをひく娘と隣には棍棒を持った酔っぱらいの父親という話です。ひどすぎるっ!と思ったのですが、調べてみると、今年3月に初出の話を、8月3日付オリジナル記事として配信していたことが発覚。
さらによく見ると、リアカーを引いている写真と、その下にある檻に入れられている写真で、髪型が違うんじゃね疑惑もあったり。何がなんだかさっぱりわかりませんが、強烈すぎるネタなので、いろんなサイトで今後何年間も使い回されていくんじゃないかと思います。