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2011年08月15日
8月11日、その内17人が同時に解放された。しかし、多くの者たちの体には痣や傷等、拷問を受けた跡が残されていたという。現地からの報告を受け取ったインド在住の僧侶ロブサン・ゴンポはRFAに以下のように伝えた。
「17人が8月11日の午後、カンゼ中級法院により解放された」
「ほとんどの者たちの体には激しい撲打や拷問の跡である痣や傷が残されていた……罰金は課せられなかったが、彼らの健康状態は非常に悪かった」
「中国当局が一般人の大きな歓迎集会を禁止したので、彼らは主に家族の歓迎を受けただけだった」
「2日後には地区の警察に出頭することを言い渡されていた」
「彼の名前はペマ・ゴンポでギャランダ村の出身。37歳ぐらいでセタで働く商人だ。インドにカンゼの情報を流したとして7月6日に逮捕されていた」
「彼は厳しい尋問の間、激しい拷問を受けた。暴行され、天上から吊り下げられた。交互に非常に寒い部屋と熱い部屋に入れられた」
「その結果、彼は衰弱していった」
「彼の容態が悪化したので、当局は彼をセタとダルツェドの病院に送った。しかし、容態は悪くなるばかりだったので、ついに家族の元に返されることになったのだ」