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中国オタク的疑問「ドクターペッパーってどんな飲み物なんだ?」―中国オタ事情

2011年08月17日

■中国オタク的疑問「ドクターペッパーってどんな飲み物なんだ?」■

最近「シュタインズ・ゲート」や「神様のメモ帳」など、ドクターペッパーを愛飲するキャラの活躍する作品が増えているように思えますが、そういった作品を見ている中国オタクにとって「ドクターペッパー」はかなり気になるアイテムとなっている模様です。

ドクターペッパーは中国では一般の商店での取り扱いは無く、アメリカなどからの輸入食品という形でごく少量出回っているくらいだそうで、中国語名は「胡椒博士」、「楽倍」、「澎泉」といったものになっているのだとか。


Dr Pepper @ scaner / switch-twitch


先日、そんなドクターペッパーについてのやり取りを中国のソッチ系の掲示板で見かけましたので、今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

*当記事は8月5日付ブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の許可を得て転載したものです。


最近、日本のアニメではドクターペッパーが頻繁に出ているような気がするが、ドクターペッパーってどんな飲み物なんだ?


「シュタインズ・ゲート」は主要キャラが飲んでいるし、「神様のメモ帳」でもアリスが飲んでいるよな。
しかも、どちらもドクターペッパー以外認めないというような宣伝っぽい感じで。


実際、日本ではドクターペッパーの販売量増えているんだろ?日本にいる知り合いの話では、商店や自動販売機でドクターペッパー置いている所が増えたり、日本のamazonで取扱いが開始されたりしているらしいが。


やっぱあれ、広告なのかな?ウチの国でも最近ではトランスフォーマーとのコラボ広告とかやってるが、あれと似たようなもんと考えればいいのかね。


まぁ、広告としてはアリなんじゃないかな?今の時代どこでも広告は出るし。


正直アニメがやっているうちに一度飲んでみたいと思っているんだが、どこに行けば手に入るんだろう?今まで中国に入っていなかったんだから、今後も望み薄だろうし、やっぱ輸入している所を探すべきか……。


こういうのがあると、中国ではいつも「見てるだけ」になってしまう。日本だとこういったアイテムで一緒に楽しめるんだろうな……ウラヤマシイ……。


ドクターペッパーってセブンアップと同じ系列か?あの辺の外資のライセンス関係は分からんが、こっちだとペプシコーラがかなり強いから難しいのかねぇ。


俺の中でドクターペッパーとは「中二病患者が愛する飲料」というイメージになってきた……。


性格的に問題はあるけど聡明なキャラが飲んでるっていう感じもある。私もちょっと飲んでみたい。


これもある種の関連商品だよね。面白い。ウチの国でこういうのは難しいだろうなー。


聞いた話だと、漢方薬みたいな味がするらしい。そんな味だから飲んだら頭が良くなる飲料みたいな感じで頭脳系のキャラに飲ませているんだろうか?


ドクターペッパーは「いつか天魔の黒ウサギ」の安藤美雷とか、わりとバカなキャラでも飲んでるよ。イメージ的にはそんなに気にしていないんじゃないかな。


ウチの国で販売される可能性は無いだろ。ただ、ドクターペッパーってラノベの方では「マズイ」という表現もあったからそんなに美味しいもんでもないんじゃないかね。俺はそれでも飲んでみたいが。


せめてどんな味かとか、自分にとって好みの味なのかとかは知りたいよ。


これってごく普通のプロダクトプレイスメント手法の広告だろ。現代を舞台にした作品だとやり易いだろうし。


このやり方は番組の途中に挟む広告より効果的だよね。作中の描写により、どんな飲料なのか、どんな味なのかとかどんどん興味を持ってしまう。


基本的にはコーラ系の味なのかな?炭酸入って、黒系の色で。ウチの国のオリジナルブランドコーラのあの微妙な味とか、そういうモノを想像すればいいんだろうか?


私は以前たまたま飲む機会があったんだけど、すげぇ不味かったぞ。特殊な薬品を飲んでいるような感じのするあの味は今でも忘れられない。あの味じゃあ、広告やったって流行るかどうか……。


広告自体は非常に効果的だと思うんだけどね。キャラの行動的にあまり嫌味というか宣伝しようという意図が無い。実際、私も飲んでみたいと思ってしまう。


作中でもあまり美味しいという描写がないのが面白いよね。どういった意図で決定した広告なのかちょっと興味あるわ。


マジで飲んでみたい。ウチの国でもしドクターペッパーが売られていたら俺は箱買いしてしまっただろう。


中国での販売や流行は絶望的だろうから、夏休みに日本に旅行する知り合いにお土産で頼むとするか……。

とまぁ、こんな感じで。中国オタクの間には、ドクターペッパーがそのクセの強さや日本のシェアの関係から、日本ではネタやら罰ゲーム的な扱いをされることもある飲み物であるということは伝わっていないようですね。

そしてそういったことから、中国オタクにとってドクターペッパーは「アニメ経由で知ったちょっと不思議な飲み物」「アニメの関連商品の一種」というイメージになったりもしているようです。


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また、実在する商品が作中でクローズアップされていることが広告目的だけだと思っているのも結構いるようで、ドクターペッパーのネタ飲料的な側面を利用したキャラ付けの意味があるとは思われていないっぽいですね。

しかし、このドクターペッパーの扱いが「広告」だと思われるとしたら、メーカー公認でセガネタやら往年のセガのゲームとゲーム機及び周辺機器が大量に出てきたり、敗者の食品として大塚製薬のカロリーメイトやソイジョイが出てくるであろう「ベン・トー」のアニメとかどう思われるんでしょうかね。ちょっと気になってしまいます。


とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

*当記事は8月5日付ブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の許可を得て転載したものです。



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