中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年08月15日
■OS別スマートフォン利用シェア
続いてはOS別の2011年6月末時点でのスマートフォン利用シェアです。
Symbianが56.5%と過半数超でトップに立っており、Android 16.3%、Windows Mobile 10.9%、iOS 6.2%と続いています。ZDC社のスマートフォン人気調査のOS別の結果ではAndroidがSymbianを抜き首位に立っていますが、実利用という点ではスマートフォンでもまだSymbianに分があるようです。
(関連記事:「<中国スマートフォン人気調査>機種別で返り咲くもノキアの急落止まらず(11年6月)―中華携帯ニュース」KINBRICKS NOW、2011年7月13日)
■携帯電話総販売台数
さて、最後は携帯電話全体の販売台数レポートです。
2011年第2四半期には前期比3.3%増の6,894万台が販売されました。これを販売比率という観点でみてみると、スマートフォンの販売台数が先にお伝えしたとおり1,681万台でしたので携帯電話販売台数に占める割合は24.3%ということになります。
ガートナー社の調査(ITmedia)では世界の携帯電話販売台数に占めるスマートフォンの割合は25%となっているので、若干世界平均より低いのと、BCNランキングの情報では日本ではスマートフォンの販売比率は既に50%を超えていますので、その半分以下であることもわかります。
まだまだスマートフォンの販売比率は低いと言えそうな中国市場ですが、その分開拓の余地が大きいとも捉えられますよね。今後のレポートがどう推移していくか、今から楽しみです。
情報元:易观国际、C114中国通信网
*当記事はブログ「Android/OPhone雑記」の許可を得て転載したものです。