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寺院で身元不明の169遺体発見、強制排除時の行方不明者か?―タイ・ニュース

2011年08月20日

■身元不明の169遺体発見、強制排除時の行方不明者か?

報道によると昨日19日、ラヨン県の3つのお寺の敷地内から身元不明の169体の遺体が見つかり、軍の強制排除時に行方不明となった赤服デモ参加者では無いかと話題になっています。

遺体が発見されたのはクロンタクワ寺72遺体、サモプラン寺32遺体、フワイヤン寺65遺体の合計169遺体。寺院関係者の証言によると、昨年8月に運び込まれたとする証言や、1989年の台風の犠牲者の内、ミャンマー人の身元が確認できなかった無縁仏だとする証言など、今の所はっきりとは解っていません。

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Bangkok Postの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


もし本当に赤服行方不明者の遺体であれば、これは大問題となります。政権が変わった直後という事で、出るべくして出たとも言えますが、民主党関係者や軍司令官等は断じて赤服関係者ではないと発言しています……。

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Bangkok Postの報道。

もしそうであれば余りに恐ろしい事ですので、私もそうは思いたくないですが、軍による実弾行使が始まった直後に私も何体か歩道に遺体が並んでいたのを目撃しました。

その日前後に死亡者の数が変化しなかった事や、19日の強制排除時にゲイソン前で東北出身の赤服支持者が、赤服を着た男(当時デモ参加者は射撃を恐れて赤服を着なくなっていました)に誘導されて行方不明になった事など、つじつまが合ってしまう部分もあります。

先のクーデターでも国会警備の警察官の遺体が十数体行方不明になった事もありますし、もしかするともしかするかもしれませんね。インラック政権での今後の捜査に期待したい所です。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


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