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2011年08月21日

■注目はされど、業績は伸びず=グルーポン中国の苦境
一方、話題とは裏腹に業績は伸び悩んでいたようだ。本家グルーポン上陸前にすでに類似サービスが普及していたこと、そしてグルーポンが中国の商慣行を理解していなかったことが原因とも指摘されている。中国のクライアントに対して、英文の契約書しか用意していなかったなどのトラブルがあったという。
(参照記事:グルーポン系サイトの数が気づいたら5126サイトになっていた=バーゲンの国・中国)
もっとも、人件費の負担が大きすぎて赤字拡大という状況は、グルーポン社全体の傾向でもある。
(参照記事:「急成長で赤字も急拡大=グルーポンの赤字が1億ドルに」ワークマスター、2011年8月14日)
■米国式(?!)の電撃的リストラ
赤字続きの状況から、グルーポンはリストラを敢行したもようだ。18日は上海支社従業員の30%にあたる150人が対象となった。最終的には上海支社を閉鎖し、北京本社に集約するとも噂されている。一部報道によると、ネットを切断し出入り口に警備員を配置して外出できないようにした上で、リストラへの同意を求めたという。
リストラ対象者の一人・小石さんは中広網のラジオ番組に出演。当初は給与1カ月分の補償金しか下りないという話だったが、長い交渉の末に2カ月になったと話した。とはいえ、グルーポンと好条件で交わした雇用契約は3年。それが半年も経たないうちに解雇とあってはやりきれないところだろう。
■グルーポン系サイトの未来
もともと過当競争が指摘されていたグルーポン系サイト。元祖の苦境は同業中国企業の先行きにも暗い影を落としている。
クーポンを出品してもらうための営業マンの人件費、ユーザーを集めるための広告費用、利益度外視の目玉商品とコストがかさむ要因は複数ある一方で、ユーザーは「グルーポン系まとめサイト」を利用し、複数サイトを渡り鳥のように移動する習慣を身につけつつある。
ブランドを築き忠実なユーザーを獲得するか、体力勝負で最後まで生き残るか。どちらにせよ、グルーポン系サイトにはこの先、厳しい戦いが待っているようだ。