■改善なければ閉校！警官もお手上げの学生抗争■

8月21日のニュースはまず、17日にスクムビット通りで発生した職業訓練校生100人余が起こした乱闘事件の続報から。このブログでもお伝えしましたが、この乱闘では犠牲者こそ出なかったものの、同じバスに乗り合わせた一般市民も負傷し、現場に居合わせた警察官が一時傍観するしかなかった程の乱闘事件となりました。

昨今増加するライバル校同士の抗争に効果的な対策はとれていない状態ですが、先日就任したウォラワット教育相は、現在１週間の臨時休校となっている両校に対し、「学校で改善できないとすれば閉校させ生徒も他校へ転校」との考えを示しました。


＊カオソッドの報道。

果たして本当に閉校させる事が可能かどうかは疑問ですが、もし次に乱闘騒ぎを起こした学校を閉校させる事ができれば、もしかするとより効果的な学校サイドの自助努力を引き出す事ができるかもしれませんね。

＊当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

もし次に乱闘騒ぎを起こした学校を閉校させる事ができれば、もしかするとより効果的な学校サイドの自助努力を引き出す事ができるかもしれませんね。


■タクシン元首相カンボジア入り＝フンセン首相と会談か■

そしてもう一つのニュースは、タクシン元首相が19日、カンボジアに入国したという話題。皆様もご存知の通りタクシン元首相とカンボジアのフンセン首相は個人的にも付き合いの深い間柄ですが、元首相が日本訪問前後にカンボジアに行く意向を公表してから、民主党などから猛烈な反対意見が出ていました。民主党は政府のタイ湾沖での石油・ガス田共同開発プロジェクトがタクシン元首相に私物化されると訴えています。


＊PDNの報道。

それを受けて18日には元首相の法律顧問であるノパドン氏が「元首相はタイ国内情勢を理解しており、批判を招く行動はしない」として、カンボジアへ行く予定が無い事を発表。


＊PDNの報道。

しかし予想通りと言いますか、やはり行った様です。しかも昨日インラック首相が「兄は人的な理由で……」と表明するお墨付き。大体タイの政治家は発言に責任を持たないものですが、ここまであっさり来ると逆に気持ちが良い程です。ちなみに22日からは日本滞在予定ですが.....。

＊当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。