2011年8月23日、大河網は、またも中国地方官僚の空中浮遊写真が見つかったと報じた。

今年6月、中国で「空を飛ぶ県幹部事件」が話題となった。県幹部の視察画像を画像加工ソフト・フォトショップで合成して作っていたのだが、あまりのクオリティの低さにまるで空を飛んでいるかのように見える悲惨な写真となった。そのバカバカしい絵面にネット民は大受け。山のようにコラ画像が量産される騒ぎとなった。
（参照記事：空飛ぶアンゴラ人が出現？！大企業ウェブサイトがダメ合成写真掲載で炎上―中国）

そして8月、ネット掲示板の暴露によって河南省洛陽市嵩県の新県長・李大偉にも空中浮遊写真があることが発覚した。


＊画像は大河網の報道。

7月25日、赴任したばかりの李県長は現地の名山・百雲山を視察した。その美しい景色に感嘆。即興で詩を詠んだほどだった……。という李県長の文人ぶりをアピールするかのような記事にこの写真が使われていたという。記事は嵩県旅行局が主催する嵩県旅行網に掲載された。

が、写真を見る限り、詩人としての才能だけではなく、空中浮遊できる仙人の才能まであるやんけ、とネット民は大はしゃぎ。取材に対し、嵩県旅行局は「明らかに合成されたものです。でも、李県長が現地を訪問したことは事実です」と弁解。当該の写真は削除された。