中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年08月24日
もちろん誰もがスラポン外相の要請があった事は分かってはいるので、日本政府に正式に抗議できないのですが、この件についてスラポン外相が名誉毀損で民主党幹部を訴えると発言した事で少し大変な事に……。日本としてはこれまで通り「政府要人からの要請が……」と答えるしか無いのですが、政争に巻き込まれるのはごめんですね。
■数円をめぐっての言い争いから客を射殺■
もう一つのニュースはたった1.8バーツ(約7円)の争いから銃殺されてしまった元警察官男性のニュースを。報道によるとタイ中部チャンタブリー県のガソリンスタンドで21日深夜、ガソリンスタンドの店員が客として来ていた元警察官の男性を射殺する事件が発生しました。
600バーツ(約1540円)分の給油を頼んだ所、容疑者となった店員が601.8バーツ(約1548円)分のガソリンを給油。この1.8バーツ(約7円)分の支払いについて両者で言い争いが起き、なぜか拳銃を所持していた容疑者店員が男性に向け3発発砲。男性は即死しました。
*デイリーニュースの報道。
この容疑者店員はその後逃走、警察が行方を追っています。昨日だけでもこの事件以外に、ちょっとした喧嘩から拳銃を発砲という殺人事件が数件ありましたが、元々我慢強く無いタイ人気質の上に、銃蔓延社会。起こるべくして起こっている連日の発砲事件、どうにかならないものかと……。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。