■違法カジノ問題で警察庁長官辞職へ=新任はタクシン元首相の義兄弟■9月2日のニュースは、違法カジノ摘発に絡んでウィティエン警察庁長官が辞任に同意したという話題。都内の違法カジノ42カ所を3日以内に摘発できなかった場合、辞任を迫られていたウィティエン警察庁長官。報道によると、チャルーム副首相の要請に屈する形で辞任する事が明らかになりました。
(前回記事:「「15歳女子学生のお尻に刺青を彫ったエロ僧侶」「3日以内に違法カジノを一掃しろ!」―タイ・ニュース 」KINBRICKS NOW、2011年8月31日)
*左:辞任するウィティエン警察庁長官、右:タクシン元首相の義兄弟、次期長官に就任するプリアオパン現副長官。タイポストの報道。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。
チャルーム副首相の提示していた条件通り、ウィティエン長官は観光スポーツ省の事務次官へと横滑りする事となります。晴れてタクシン元首相の義兄弟であるプリアオパン副長官を長官に据える事にタクシン派は成功した訳ですが、心配なのはカジノ問題がこのまま放っておかれる事ですね。ある筋からの私が個人的に聞いた話だと、違法カジノ運営組織には何らかのお見舞金(協力金)が出たという噂もあるようですが……。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。