セカンドオピニオンの重要性が説かれるようになったが、中国では日本以上に重要なようだ。2011年9月5日付
深圳新聞網を主に参照した。
広東省深圳市在住の陳さん。生まれたばかりの息子がどうもおなかが張っているのに気がついた。深圳市児童医院にかかると、十数枚もレントゲン写真を撮られた末に
ヒルシュスプルング病と診断。生後6日の息子に人工肛門をつける大手術をしなければならないとの無情な宣告。手術費用は10万元(約120万円)を超えるという。

我是这样称体重的 / ywan248*image実は陳さん、職業は歯医者。赤ちゃんの病気は専門外とはいえ、どうもうさんくさいと勘づいた。手術を断り、広州市の病院でセカンドオピニオンを求めたところ、レントゲン写真を撮っても赤ちゃんだと様子がわかりませんし、ちょっと様子を見ましょうとの判断。便通をよくするたった0.8元(約10円)の薬だけ渡された。その薬を飲ませてみるとあっという間におなかの張りが治ってしまったという。
もし別の病院にかからなかったら、人工肛門をつける手術が行われていたのだろうか。なんとも恐ろしい話だ。
広州市の病院の医師によると、一部の病院では売り上げに応じて医師にボーナスが支給されるという。手術を進めた医師はボーナス目当てで不必要な手術を進めたのではないかと陳さんは疑っている。9月5日、陳さんは深圳市児童医院を訪れ、「誤診」について説明するよう求めた。実は以前にも一度、病院側を訪ねたが返事は得られなかったという。
同院医務科の劉科長は調査して5営業日以内に回答すると約束。ただし売り上げに応じたボーナスという制度はないこと、ただでさえ忙しい医師が不必要な手術をやろうとするはずはないと強調した。
自分「先生。左目の視界が狭くなっているんですけど」
先生「うーん?わからないなあ。心配なら手術しとく?」
自分「は?(何の手術をするつもりなんだ?)」
日本も他人事じゃないよね