• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

巨大月餅、高級月餅、自作月餅、月餅禁止令……中秋節定番ネタまとめ―中国

2011年09月09日

2011年9月12日は旧暦8月15日の中秋節にあたる。今、中国では月餅商戦が真っ盛りだ。

老舗の月餅店に長蛇の列
中国特快フォーカス、2011年9月8日
9月12日(旧暦8月15日)の中秋節が近づく中、上海では老舗月餅店‘真老大房’の月餅を買い求める人々が長蛇の列を作っている。



20110908_yueping1
*北京・日航ホテルの月餅販売風景。imajun氏撮影。


■巨大月餅と超高級月餅

毎年繰り返される月餅ネタとしては、巨大月餅も定番。

<ビックリ中国事情>巨大な月餅―直径1メートル、重さ45キロ
レコードチャイナ、2011年9月7日
瀋陽のあるデパートに現れた巨大の月餅が注目されている。その巨大な月餅は半月をかけて作られ、直径1メートル。具31.5キロ、小麦粉13.5キロ、合計45キロが使われた。

他にもツバメの巣入りとか、高級ワインとセットなどの超高級月餅も定番ネタだったが、当局の「華美な月餅はけしからん」運動が実ったのか、今年はあまり話題になっていないようだ。味付けも普通に回帰する傾向があるという(チチハルニュース網)。また、お店で買うのではなく、自作月餅ブームも到来しているという。

月餅は中秋節の前だけバカ売れするという特殊な商品。日本のクリスマスケーキのようなものか。メーカーは相当前から作り置きしているというが、そのために大量の保存料が使われているという。自作ブームは健康への配慮から広まっている部分も多そうだ。

20110908_yuebin2
*画像は南岸網の報道。


■もう一つの定番ネタ「月餅輸入禁止令」

ここ数年、月餅定番ネタとなったのが世界各国で中国産月餅の輸入を禁止しているというニュース。各国それぞれ事情が違うようだが、上述の保存料の問題やカビ毒などを恐れて禁止ということのようだ。中秋節は家族団円の祭日。顔を合わせられなくともせめて月餅ぐらいはと郵送したら検疫で没収されてしまった、せつないというエピソードが続出し、注目された。

中国製月餅34カ国で禁輸、卵黄や肉入りは全世界で「NG」―中国メディア
レコードチャイナ、2011年8月23日
中国郵政局によれば、輸入禁止措置を取っている34カ国以外の国でも、卵黄や肉類が餡(あん)に含まれている月餅は一律に持ち込み禁止に。理由は疫病の伝染を防止するためだが、国によっては卵黄や肉以外の禁止成分もあり、それぞれ確認が必要とのこと。

記憶では「月餅輸入禁止令」が話題となったのは2009年のこと。貿易障壁が話題となっていたこともあり、海外の保護主義だ、報復しようぜと盛り上がった。

<中国食品>各国の「月餅」輸入禁止を憤る声多いが、「質の問題省みる良い機会」―中国紙
レコードチャイナ、2009年9月10日
欧州連合(EU)はドライフルーツに含まれる猛毒性のカビ毒・アフラトキシンB1への規制が中国より遥かに厳しく、日本も甘味料や漂白剤、防腐剤の取り締 まりを強化している。  こうした規制に対し、中国国内では「保護主義だ」との反発が強まっており、ネット上では商務部に報復措置を求める声が噴出している。



トップページへ

コメント欄を開く

ページのトップへ