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【写真】廃虚と化した秘密基地をたった一人で守る男―内モンゴル自治区

2011年09月10日

内モンゴル自治区は大興安嶺山脈の奥深くに布蘇里という名の軍事基地がある。ソ連との戦争に備えて建設されたものだろうが、山腹に大きな洞窟を掘り、軍需物資を保管していた。掘削中に十数人が死亡するほどの大工事だったという。

すでに基地はほぼ放棄された状態となっている。兵営は雑草に囲まれた。コンクリートのバスケットコートにも高さ50センチほどの草が生えている。このミスられた基地をたった一人で守り続けている人がいる。

2011年9月、新華社が伝えた。

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王景春さん、58歳。かつては人民解放軍の兵士だったが、復員後、自ら布蘇里基地の管理を願い出た。深山の中にある基地を訪れる人は少なく、ほとんど人に会うことのない生活を続けているという。寂しくはないですかとの質問に、王は「いいえ。いい暮らしです」とほほ笑みながら答えた。

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ずっとここで過ごすつもりですか、との質問にも「当然です。ずっとここを守ります」との答え。その短い言葉の中に布蘇里基地に対する深い感情が感じられた。彼は今もたった一人で布蘇里基地を守り続けている。

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*写真は新華社の報道。他写真多数。


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