【転載】もしもタイタニック号が中国で沈んだら、我々は死亡者数を10人以内に抑えとく自信がある。
上記は、本サイトにも寄稿してくれている
アレックスさんがツイッターで紹介した中国ネット民のブラックジョーク。今、中国では客船転覆事故の死者数隠し疑惑が話題となっている。11日付
信息時報を主に参照した。
2011年9月9日午後、湖南省邵陽市邵陽県で客船の転覆、沈没事故が起きた。10日から12日まで祝日・中秋節(12日)の3連休となるため、学校が船をチャーターし、寮から実家に帰る小中高の生徒が多数乗っていた。事故原因だが、河岸に停泊していた川砂採掘船のワイヤーがからまり、転覆、沈没したと公式発表は伝えているが、現地住民は過積載が真の理由ではないか、と話している。
幅2メートル、長さ12メートル程度の小さな渡し船には、なんと90人以上もの乗客がいたという。屋根の上まで人でびっしり。「100人乗っても壊れない」でおなじみイナバ物置状態だったもようだ。
*画像は鳳凰網の報道。引き上げられた子どもたちの遺体。
もっともこの「超過積載状態」を公式発表は認めていない。乗客数は当初、38人と発表され、その後、45人、50人と2回にわたり訂正された。死者数も当初の8人から11人へと訂正された。うち9人が子どもだ。なお「遺体は15人以上あった」との証言もあり、死者数隠し疑惑が浮上している。この疑惑から冒頭のブラックジョークが生まれた。
家族が集う一家団らんの祝日・中秋節を目前に控えての悲劇。タイミングもあいまって、被害者と遺族に同情し、当局の不手際と事故隠しを批判する声が高まっている。