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2011年09月16日

「家族と親戚は、この10ヶ月の間、病気の彼を様々な病院に運び込み、治療を試みるも、全て空しい努力であった。 彼は自宅で亡くなった」とタルパ氏。
「獄中で彼は拷問と激しい暴力を受け身体的に病み衰えていた。ある人は、チベット人の囚人に対し当局は、刑期が終わる前の健康診断の際にある種の毒薬を盛るのだという」
「ソク・ゾン出身の他の政治犯テンジン・チュワンも同じような病気で死んだ」とタルパ氏は言う。
「ソク・ゾンの政治犯の多くは解放後に重い病気に陥る」と他の地元のチベット人は言う。
(別件)2009年10月にゲルツェン、ワンチュク、ナムカという3人の若者がソク・ゾンで逮捕されたが、その後彼らは行方不明のままである。警察は彼らの家族に居所を明かさず、彼らの事は忘れるようにと言い渡したという。
現地からの匿名情報によれば、「警察は彼ら3人のインターネットやQQのやり取りを監視していた。彼らはダライ・ラマ法王の写真やスピーチを伝え合っていたらしい。警察はまた彼らがチベット圏の外や海外の個人と連絡を取っていると疑っていた」という。
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僧イェシェ・テンジン師の冥福を祈る。パンフレットを配っただけの結果がこれ。
亡くなった僧イェシェ・テンジンが本当に毒を盛られていたかどうかは確認不可能だが、地元の人たちがそのように噂しているということは確かであろう。一般にチベット人は、ここ(ダラムサラ)でもそうだが、医学知識が余りになさ過ぎて、「病気」といっても何の病気なのか?を特定することが困難な場合がほとんどだ。
何れにせよ、刑務所で拷問を受けたり、暴力を受ける事は日常茶飯事であり、食事もまともではなく、病気にならないほうが稀であろう。また、医療機関のレベルも医者の治療意思も知れている。一旦重い病気になれば回復は難しいケースが多いと思われる。
*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。