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暴漢が女性医師をめった刺しに=患者・家族が暴力を振るう医療紛争が頻発―北京市

2011年09月16日

日本でも中国でも近年、医療トラブルをめぐる問題が注目を集めている。日本の場合、多くのケースは「医療訴訟」へと発展するが、中国では訴訟ではなく「医閙」、すなわち暴力が飛び交う医療紛争が注目を集めている。

2011年9月15日、北京国際都市発展研究院は報告書『社会安定リスク評価指標システム研究報告』を発表したが、現在、最も社会問題となりやすい9つの問題を挙げている。それが、土地収用、住宅取り壊し、不動産貸借、制度改革、労使関係、環境汚染、借金、現地人と外地人の対立、そして医療トラブルだという(BBC)。

奇しくも報告書が発表されたのと同じ15日、北京市で悲惨な「医閙」事件が起きている。15日、財経網が伝えた。


Hospital / morrissey


15日午後3時54分、北京市同仁医院で、刃物を持った正体不明の男に女性医師が襲われる事件が起きた。女性医師は十数カ所を切りつけられ、重傷を負った。骨が見えるほど深い傷もあったという。神経や腱が切れた傷もあり、治った後も手術に復帰することは難しいという。

15日午後6時ごろ、北京市警察は容疑者の王(54歳)を逮捕した。動機などについては現在、取り調べが進められている。


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