2011年9月16日、
羊城晩報は、華大遺伝子恵州動物実験基地で、クローン豚6頭が誕生したことを報じた。遺伝子を提供した「親」は四川大地震後、がれきに36日間も埋もれてなお生存したブタで、「豚堅強」と呼ばれている。
四川大地震発生3周年の今年5月12日、「豚堅強」の胚胎クローンを母ブタ2頭の体内に移植した。それから4カ月弱が過ぎた8月31日と9月2日、無事にクローンブタ「子豚堅強」が誕生した。クローンだけあって生まれた6頭はみなそっくりの姿をしている。
*画像は羊城晩報の報道。
通常、クローンには胎児線維芽細胞は利用されるが、今回は5歳という高齢のブタの体細胞の利用という技術的突破を果たした。担当研究者は絶滅危惧種や高齢の優良個体の保存に今回の技術は貢献するものと話している。