中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年09月19日
河南省漯河市の溶接工場に、そのノアの方舟は鎮座ましましていた。長さ8メートル、直径約2.5メートルのドラム缶状の姿をしている。2012年の終末論をまじめに信じてしまった人の発注を受けて建造しているという。現在はただのドラム缶だが、今後はタイヤをつけて移動可能にするほか、、発電機、圧縮空気供給機、エアコン、調理機器などの内装も設置するという(大河網)。
■終末をエンジョイする米国
終末論ネタをあれこれ探していると、中国新聞網が米国のエピソードを紹介していた。アダルトビデオメーカー・ピンクビジュアルが2012年の世界の終わりに備えて、「PVバンカー」という地下要塞を建造中だという。なんと1500人が収容可能な巨大地下室で、あらゆる災害にもびくともしないのだとか(英語記事はこちら)。
さすが米国!と爆笑したのが、この地下室の目的。世界の終末を恐怖に怯えながらやり過ごすのではなく、1500人の収容者でセックス・パーティーを開いてエンジョイするのが目的だという。アルコール類もたっぷり備えられているほか、大型ステージや先進的アダルトビデオ撮影機器もあるという。安全上の理由から建設地点は明らかにされていないとのこと。終末論を笑い飛ばす意味では面白いニュースではないだろうか。