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上海ガニの旬到来!ブランドガニはほとんどがニセモノ―中国

2011年09月20日

上海の秋の味覚、上海ガニ(大閘蟹)の旬が到来した。大閘蟹の中でもブランド品が陽澄湖大閘蟹だ。17日より出荷が始まったが、その前から市場にはニセモノが流通していた。販売されている陽澄湖大閘蟹の9割はニセモノだという。20日、中国社会科学院が伝えた。

陽澄湖を抱える江蘇省蘇州市では2010年、「陽澄湖大閘蟹地理標志製品保護弁法」を制定。正規の陽澄湖大閘蟹の認定、ニセモノ販売に対する罰則などの法律を整備した。ニセモノの流通により地元ブランドが脅かされているという認識がそこにはある。2009年、陽澄湖大閘蟹の出荷量は3000トンだったが、上海市だけで5万トンが消費されたという。この数字から見ると、9割どころではない、ほとんどがニセモノという計算になる(三秦都市報)。


正宗阳澄湖大闸蟹--帮客户拍得一组照片 / kittysara



ニセモノとして流通しているカニには、陽澄湖付近の養殖場で養殖された「塘蟹」やまったく違う地域で育てられ産地を偽装された「洗澡蟹」などがある。正規品を守るため、地元では偽造防止技術を施した識別シールを採用しているが、シールのニセモノも毎年作られ、ネットで販売されているという。ニセモノ大国・中国でのブランド保護の難しさを感じさせる事例だ。


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