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2011年09月20日
センゲ首相は一人一人の経歴や選考の理由等を説明した。
■外務大臣
デキ・チュヤン女史については特に北京で一年間中国語を勉強した後、本土アムドで4年間働いた経験をかったと。彼女は英語、フランス語、中国語が堪能で、2つの修士課程を終了していること、今も2000億カナダドルの計画に関わっていること等を評価し、外務大臣に適任と。
■保安大臣
ドンチェン・ンゴドゥップ氏は政府の仕事に長年従事し、政府の過去の資料に通じていることを評価。
■経済大臣
ツェリン・ドゥンドゥップ氏は経済修士であり、政府の経験も長く経済省大臣据え置きは当然と。
■首相兼教育大臣
センゲ首相は今回教育省大臣を兼任するが、これは教育の発展を第一の公約とする自分が教育改革を進めるためにまず直接責任を持ちアイデアを出し実現するためだと。
■宗教・文化大臣
ペマ・チュジョル氏は最長老であり、かつてのチベットも知る人。長年大学でチベットの歴史を教えていたし、宗教にも造詣が深いので宗教・文化大臣として適任と判断。
■内務大臣
ドルマ・ギャリ女史は議会議長を二期務め経験豊富。特にインドの政治家との繋がりをたくさん持っており、内務大臣として適任。
■保健大臣
最年少37歳のツェリン・ワンチュック医師は外国で医学を納め、その後インドの僻地で医療に携わったことを評価。保健省を任せたいと。
メディアからの質問に「首相選出前には僧侶やチベット内地から最近亡命して来た人も選びたいと言われていたが、今回の内閣には僧侶も新参者も選ばれていない。どうしてか?」センゲ首相「僧侶を選ぶことも試みたが、どの宗派から選ぶか迷った。英語が堪能な適任者が今回見つからず見送った。新参者も英語ができる人が見つからず今回は選べなかった」と。
*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。