中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年09月27日
以下の写真は2人の僧侶の命が救われますようにと祈るために、今夕、ダラムサラで行われたキャンドル・ライト・ビジル。
集会において、ダラムサラのキルティ僧院僧侶カヤック・ツェリンは「新華社によれば、2人は病院に運び込まれ死亡してはおらず、治療を受けているという。まだ希望はある」とみんなに伝えた。
*情報を伝えるキルティ僧院僧侶カヤック・ツェリン。
彼はまた、
今年に入り、これで4人もの僧侶が焼身自殺を行っている。これは如何に中国当局の弾圧が厳しいかを示している。ンガバ・キルティ僧院の僧侶は数千人からすでに数百人にその数が減ってしまった。5ヶ月に渡り毎日厳しい愛国再教育が行われている。
我慢しきれず、世界にこの苦境を訴えるために焼身自殺した僧侶をそそのかしたとか、治療を妨害したと言って、仲間の僧侶3人に重い刑を与えたりもしている。このままではさらにこうした自殺者が出るかも知れない状況なのだ。
本当に悲しいことだ。どうにか2人とも生きていてほしいと思う。この世で一番大事なものは自分の命だ。その命を投げ出すということは大変なことだ。それほど、チベットの状況がひどいということだと思う。
このままだと、また同じようなことが起こるかもしれない。中国とチベットは違うのだ。中国が出て行くべきだ。そうすれば、こんな悲しいことが起こる事もないのだ。