中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年09月28日
2人の僧侶は朝の勤行を終えた後僧院を出た。10時半頃ンガバ中心街の交差点に着いた。そこは3月に僧プンツォが焼身自殺を行った場所だった。彼らは厚い僧衣を着ていた。
しばらく2人はそこに座り込んでいた。そしてその後、チベット国旗を2人で一緒に持ち、立ち上がった。同時にダライ・ラマのチベット帰還とチベットの自由を求めるスローガンを叫び始めた。しばらく叫び続けた後、彼らは上着を脱ぎ、道路の中に進みガソリンを身体に浴びせ掛けた。
そして火を放った。炎に包まれながら2人はなおもスローガンを叫び、道を進んだ。中国の警官が駆けつけ2人をトラックに乗せ連れ去った。
目撃者によれば、一人は生きているようだったが、もう一人は確かにそうだったとは言えないと。