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地下鉄の次はバスが事故=深夜の追突で40人死傷―新疆ウイグル自治区

2011年09月29日

「地下鉄も怖いが、車はもっと怖い」ということだろうか。

2011年9月27日に上海地下鉄衝突事故が起きたがその翌日の28日未明、今度は新疆ウイグル自治区トゥルファン地区ピチャン県で、大型トレーラーに寝台バスが追突する交通事故が起きた。6人が死亡、34人が負傷した。29日、新疆都市報が伝えた。

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*画像は中国新聞網の報道。


■事故と救出活動

事故が起きたのは国道312号線のピチャン県、ハミ市区間。28日午前2時ごろ、寝台バスがトレーラーに激突した。深夜ということもあってか通報が遅れ、消防が連絡を受けたのは午前3時20分になってからのこと。午前4時45分になって、ようやく現場に到着した。

あたりは自動車部品が散らばり、寝台バスはフロントガスが割れ、運転席が変形しているほどの惨事となっていた。車内には4人が取り残されていたが、うち3人はすでに死亡。1人がイスの間にはさまって身動きがとれなくなっていたため、現場で車体の切断作業が実施された。作業時間は5時間近くに及んだという。

最終的に6人が死亡、34人が負傷した。うち2人が重傷でウルムチ市に転送された。


■鉄道よりよっぽど危ない車移動

7月23日の温州高速鉄道追突事故、そして9月27日の上海地下鉄追突事故と列車事故が相次いだ。日本メディアは「地下鉄は不安だ」との中国市民、ネット民の声を伝えているが、実際は車のほうがよっぽど危険だ。

荒い運転で起きる事故、整備状況が悪い道路、故障での立ち往生、エンジントラブルでの炎上、ド田舎だと山賊が出現……とフルコースが待っている。

北京・上海間などの長距離移動ならば航空機との強豪があるが、近・中距離の移動ならば鉄道の利便性に勝るものはない。相次ぐ事故を教訓により便利で安全な鉄道を作り上げて欲しいと願うばかりだ。


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