中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年10月02日
現在、映画「はやぶさ」が公開中だが、書籍化、映画化されるほどのブームを作り出した一因はツイッターにある。技術者によるつぶやきだけではなく、はやぶさ本人が書き込むという擬人化スタイルが話題となった。今では金星探査機あかつきや小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」も擬人化つぶやきを続けている。
(関連リンク:JAXA漫才はやぶさ編)
そして、中国の「天宮1号」だが、日本宇宙開発のお家芸(?)となったる擬人化つぶやきを採用している。というわけで、打ち上げ当日からのつぶやきをご紹介。
天宫一号アカウント
青空に雲がたなびいている。太陽の光がゴビ砂漠を照らし、銀の光であふれていく。今晩、ついに出発するんだ。宇宙を目指して。夜に会いましょう。
打ち上げ塔の扉ががゆっくり開いていく。ボクが見えたかな?
指揮員から「30分前準備」の指令。みんなも聞こえた?
「15分前準備」。みんなも聞こえた?
「5分前準備」。
息を止めて、「……5、4、3、2、1」「点火」「発射」……。
点火、離陸したよ……
補助ロケット分離の音が聞こえた……
わー、宇宙が見えた!本当に見渡す限りなにもないや *ノーズコーン分離
体が浮くような感じだ!ボクの体重はどこに消えたの? *ロケット噴射停止、無重力状態に
予定の軌道に突入したよ。間違いない、ここだ。中国有人宇宙ステーションの軌道だ。
宇宙をかけめぐる感覚は最高だ。ボクはここで「神舟8号」がくるのを待つよ。みんな、ありがとう。時々、宇宙での体験をつぶやくね。
地表362キロの軌道で安定運行中。すべて順調。気分は最高。
偉大なる祖国の繁栄と富強を共に祝おう!みんな、おめでとう! *10月1日、国慶節のつぶやき