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17歳僧侶が焼身抗議=1週間で3人目の悲劇―チベットNOW

2011年10月04日

■今日、またもンガバで一人の若い僧侶が焼身自殺■

ロンドンに本部を置くチベット人権擁護団体Free Tibetによれば、10月3日、現地時間午後2時頃、アムド、ンガバ市内の野菜市場の近くで、キルティ僧院僧侶ケルサン(17歳)がダライ・ラマ法王の写真を掲げ、「チベットには宗教の自由がない!チベットには自由がない!」と叫んだ後、自らの身体に火を放った。

警官が駆けつけ、火を消し、彼を連れ去ったという。目撃者の話によれば「彼の上半身は酷い火傷を負っていた」という。

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同じキルティ僧院僧侶2人が焼身自殺を行って、今日はちょうど一週間目に当たる。一週間前に焼身自殺を行った僧ロプサン・ケルサンと僧ロブサン・クンチョクの消息は依然不明のままである。
(関連記事:「焼身自殺を図った10代僧侶2人=生存を祈る人々のキャンドル・ライト・ビジル―チベットNOW」2011年9月27日)

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


チベットでは、この6ヶ月の間に5人の僧侶が焼身自殺を行ったことになる。
(関連記事:「焼身自殺した僧侶タベーとプンツォ=相次ぐ抗議の自殺―チベットNOW」2011年4月26日)

参照:Free Tibet

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追記:新たに入った情報。

Tibet Times によれば、僧侶の名前はケルサン・ワンチュク17歳。ンガバ県チュゼマ郷ソルマ村の父ツルティ、母デムチョの子。

駆けつけた武装警官隊は彼の火を消した後、ひどい暴力を加え、連れ去った。これを見ていた周囲のチベット人は声を上げ抗議したが、武装警官隊は彼らに銃を向け追い払った。その後、ンガバ市内とキルティ僧院の警戒はさらに強められ、大勢の武装警官で街は溢れている。街に通じる道路も閉鎖されたという。

また、情報によれば、数日前キルティ僧院の周囲と街中にたくさんのチラシが張り出された。その中には「このような状況が続くならば、大勢の者たちが自らの命を投げ打って抗議する用意がある」と書かれていたという。

参照:Tibet Times チベット語版

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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