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政府庁舎を奇襲せよ?!農村で見つかった神秘のトンネル、その目的とは―吉林省

2011年10月05日

2011年9月28日、吉林省長春市楡樹市で、「謎のトンネル」が発見された。郊外の村から市街地に向けて掘られていたという。入り口がある村の村民ですら存在を知らなかった秘密のトンネルはいったい何の目的で作られていたのか。10月1日、東亜網が伝えた。

28日午後、楡樹市華昌街道新民村で水道工事が行われていた。ショベルカーを捜査していた楊さんは、地中になにか異物が埋まっているのに気がついた。地下6~7メートルの深さから発見されたのは鉄の板。剥がしてみると、下には木の支えがあり、そして神秘のトンネルが広がっていた。

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■王という男

トンネルは高さ1メートル、幅80センチ程度。中には電灯や送風設備まで備えられている。トンネルをたどっていくと、ある家の庭へと続いていた。3~4カ月前に王という男が借りたばかりだが、王はほとんど姿を見せることがなく、村人も顔を知らないという。


その王の家だが、レンガ塀の上にさらに幕をはりめぐらし、外からのぞけないようになっている。好奇心に駆られた村人が塀のレンガを外して中をのぞいてみると、地下道から掘り出したと見られる土があたりせましと積んであった。運び出すためか、袋詰めされたものまである。さらに庭の一角には黒い網で覆い隠された点とのような個所まであった。中には何が隠されているのだろうか。

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■トンネルの向かう先には市政府庁舎

トンネルの一方の端は王の家に続いていた。もう一方の端はどこへとつながっているのだろうか。狭く危険なトンネルの中をたどることはできなかったが、トンネルは市政府の方向に向かって伸びているという。王の家から市政府庁舎までは約2キロの距離がある。反中国政府のウェブサイト「参与」に投稿された洪深氏の記事は、腐敗官僚に逆襲するべく農民が掘った奇襲攻撃用通路ではないかと推測する。

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復讐に燃える農民が2キロもの長さのトンネルを掘り続けているというのも面白すぎる展開だが、もっと素直に泥棒のためという展開もありそうな気がする。すでに警察が捜査を開始したとのこと、この神秘のトンネルの正体も間もなく明らかとなるようだ。

*写真は東亜網の報道。



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