中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年10月07日
1・中国に恩を売るよ説
ドイチェ・ヴェレにコメントしたロシア戦略評価研究所のAlexander Konovalov氏は、「プーチンが北京で恩赦を発表。友好を示すセレモニーに使われるんじゃね?」との大胆な予測。殴った後に薬をプレゼントするような不思議な外交だが、本当にありうるのか?
2・天然ガス価格交渉を有利に進めるよ説
「中露間ではロシア産天然ガスを中国に供給する価格交渉が難航しており、発表は交渉を有利に進める狙いもありそうだ」(毎日新聞)。
3・中国の兵器パクリは許せないよ説
VOAの説。S-300(ウィキペディア)は1980年代に部隊配備が始まった旧式装備だが、中国の地対空ミサイル「紅旗-9」よりは性能が上とのこと。中国はロシアからS-300を購入する一方で、途上国に安い「紅旗-9」を売っている。スパイにより性能向上販売促進が狙えるとの指摘だ。
ロシアにとって中国は兵器お買い上げのお得意様であると同時に、コピー兵器を途上国に売りまくるムカつくライバルでもある。ロシア各紙は中国のパクリ行為は絶対に許さないと気炎を上げているという。プーチン訪中の議題に兵器パクリ問題も上るとするならば、この時期のスパイ逮捕公表もうなづける話だ。