中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年10月12日
一方ビルマでは、今年3月発足の新政権のもと改革が進んでおり、世界でもまれなコメ輸出税8%が撤廃されることが決まった。含めて、1962年のネ・ウィン将軍軍事政権によるコメ産業の全面国有化から、2003年の私企業への輸出許可、2009年の農家補助39企業の設立を経て、次第に民営化のメリットが出てきている状況がある。
■世界一安いビルマ米
ビルマのコメは世界一安いと言われる。タイ米よりトン50~60ドル(約3830~4600円)安く、ベトナム米より40~50ドル(約3070~3830円)安く、パキスタン米より30~40ドル(約2300~3070円)安いと言われるが、おそらく、もっと価格差はあるだろう。
タイ米の大幅値上がり見通しで、価格競争力はいっそう高まり、タイ米の市場を奪う絶好のチャンスがやってきている。
ビルマのタイへの60年ぶりの反攻が始まるのだろうか?
*当記事はブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。