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副議長は最初に「7人がチベットの自由のために自らを灯明と化したことを決して無駄にしてはならない」と述べ、「この犠牲をチベットの闘いの強力な力とし、中国の力に対抗し、世界からの強い支援を必ず得なければならない」と続けた。
さらに「彼らが自らの身を持って灯明供養とした時期は、ダライ・ラマ法王が政治から引退された時期と前後する。このことは、チベットの勇気ある闘いが法王の存在いかんに関わらず、完全独立を果たすまで若い世代へと次々に引き継がれて行くことを象徴している」と述べた。
また「8日にカインが、さらに11日にチュペルが死亡した原因は焼身の火傷だけでなく、その場で武装警官等から激しい暴行を受けたこと、さらに病院で適切な治療が施されなかったからであると考える」と述べ、「胡錦濤が出席するG20首脳会議に向かい、少なくとも焼身自殺後病院に収容されている他の愛国者3人が適切な治療を受けられるために、家族の手に渡されることを各国が中国に対し要求するよう働き掛ける必要がある」とG20を目先の目標としてロビー活動を活発化させると語った。
14日夜、再びキャンドル・ライト・ビジルが行われる。
最後の最後に、誰かが中国国旗に火を付けた。
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*当記事は10月14付ブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。