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2011年10月18日
この事件が起きた後、軍隊と武装警官が大勢動員され、マミー尼僧院と付近の町村を封鎖した。
ンガバ市内の北西約3キロに位置するマミー尼僧院の正式名称は「マミー尼僧院デチェン・チュコル・リン」。約350人の尼僧が所属するンガバで最大のゲルク派の尼僧院である。
その他、15日に焼身自殺したノルブ・ダンドゥルはンガバから他のどこかに移送されたという情報が入ったが、現在のところどこに移送されたのか、どのような容態なのかは不明であるという。
17日には再び、この焼身自殺を悲しみ、連帯を示すためにンガバのチベット人商店と飲食店はすべて戸を閉ざした。
以上の情報はダラムサラ・キルティ僧院の僧ロサン・イェシェと僧カニャック・ツェリンの報告による。
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*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。