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2011年10月21日
以前有効フォロワー数の実態調査を紹介したことがありますが、 今回の結果でもいわゆるゾンビユーザー率は非常に高い結果を示していますので、今後はフォローワー数を増やすのは当然ながらアクティブユーザー率を向上させていくのが必須となるのでしょう。
(関連記事:「ちょっと待った!そのアカウント生きてます?ソンビフォロワー検出サービス登場―中国微博情報」2011年5月19日)
■アクティブ度比較
こちらは1日の平均ツイート数をもとにアクティブ度を比較したデータです。
フォローワー数上位が軒並みツイート数(=アクティブ度)でも上位にランクされている中で、トップにはフォローワー数の比較では8番目に位置していた途牛旅游网がランキングされました。
途牛旅游网は1日平均16.8件のツイートを行い、そのうちオリジナルの発言(転送などではない、黄色の棒グラフ)は12.8件行っていますが、途牛旅游网はフォローワー数では8番に位置しているもののアクティブユーザー率(=アクティブユーザー数/フォローワー数)ではトップの艺龙旅行网(44%)に次ぐ31%で2位につけていました。
■フォロワー男女比率
続いてはフォローワーの男女比率です。
軒並み女性(緑)の比率が高く、 去哪儿网で70%、驴妈妈旅游网が69%、艺龙旅行网が67%と続いており、いずれもフォローワー数でもランキング上位ですが、女性に支持を集めるのがやはり人気直結への秘訣なのでしょうか……。
■フォロワー地域別分類
こちらはフォローワーを地域別に分類したデータです。
軒並み上海を中心とした華東地域のユーザー比率が高いですが、途牛旅游网が32%と北京を中心とした華北地域比率が高かったり、芒果网にいたっては華東地域よりも華南地域の比率が高かったり、到到网も26.2%と華南地域の比率が比較的高いなどの特色もそれぞれ持っています。
さて、今回は旅行サイトの微博活用状況を紹介しましたが、業界ごとの活用状況というのも面白いデータなので、今後も機会があれば紹介していきたいと思います。
情報元:iResearch
*当記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。