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2011年10月23日
消化剤を掛けられ、火が消された後。
数日前、中国のツイッターに載せられていた写真。誰なのか特定されていないが、これも9月26日焼身供養した僧ロプサン・ケルサン、又は僧ロブサン・クンチョクの可能性が高い。1~3枚目とは別人と思われる。
10月17日に焼身供養した尼僧テンジン・ワンモ。
(関連記事:「ついに尼僧も焼身自殺=数分間スローガンを叫び続け、その場で死亡―チベット(tonbani)」2011年10月18日)
彼女が所属していたマミー尼僧院(別名シワ尼僧院)の写真が以下に沢山載っている。是非見て頂きたい
Siwa Nunnery, Aba, Sichuan(HikerThinker)
いつ頃の写真なのか不明だが、100%純真で明るく笑いに満ちた尼僧たちの姿が沢山写っている。ワンモもかつてはこのように楽しく笑いながら暮らしていたに違いない。ワンモがなぜこのような姿に成り果てなければならなかったのか......と、涙とまらず。
■厳戒態勢のンガバ
下記写真は、今日送られて来たンガバ市内の写真。武装警官隊の後ろ、道の真ん中あたりに黄色く人の姿が写っている。焼身供養なのかどうかはっきりしない。武装警官隊はこれに気付いていない様子なので、違うかも知れない。
■ウーセル女史と人権活動家・曾金燕女史の対話
日本においても、このチベット人の焼身供養/焼身自殺については様々な意見がつぶやかれているが、中国においても当たり前に色んな意見がある。
最近ウーセルさんと人権活動家である曾金燕女史の間に、このことに関し冷たい火花が散った。ツイッター上でやり取りされた2人、その他の意見を@uralungtaさんが翻訳し、まとめて下さったので最後にこれを紹介する。
関連記事:
「チベットの連続焼身自殺はダライ・ラマ支持者の扇動だ」冷淡すぎる中国外交部のコメント(tonbani)
焼身自殺を図った10代僧侶2人=生存を祈る人々のキャンドル・ライト・ビジル―チベットNOW(2011年9月27日)
【閲覧注意】抗議の焼身自殺を行ったノルブ僧侶=警官隊に囲まれた中、荼毘に付される―チベットNOW(2011年8月19日)
*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。