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タイでもようやく始まった光ファイバー敷設=通信インフラ強化は国家課題(ucci-h)

2011年10月30日

■タイもようやく光ファイバーの敷設に■

*当記事はブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。


「ADSL」から「FTTH」(光ファイバー)へと、日本で騒がれたのはいつのことだったろうか?調べたら、NTTが「Bフレッツ」と称し、サービスを始めたのが2001年とのことだから、かれこれ10年前になる。


■タイでもようやく始まった光ファイバー敷設

こ こタイランドでも、日本に10年以上遅れてではあるが、いよいよADSLから光ファイバーの敷設に切り替わり始める。タイには、もともとの国の電話会社、 国内系の「TOT」と国際系の「CATテレコム」があるが、この2社と、ここから回線を借りてネットサービスで顧客数を伸ばしている「ジャスミン (3BB)」「ツルー」などが、光ファイバーに熱心だ。


Fiber Optic Cable / Global Marine Photos


3BB はサムート・サコンの高級ビラにFTTHを引いたが、9Mppsが1200バーツ(約2970円)なのに対し、光ファイバーの100Mppsは6990 バーツ(約1万7300円)で提供するという。月額だろうが、まだめちゃ高い。3BBは、初年度2万人、2年目に5~10万人のユーザーを目指すという。 3BBはこれを武器に、2013年にはユーザーを現在の200万人から4~500万人(シェア40%)まで増やす計画だ。
一方、ツルーの方も、今年前半で7万9000人の新規客をとっているが(前年同期比+14%)、年末までには、顧客数を125万人に増やしたいとのことである。国有企業であるCATテレコムは、現在までに2万kmの光ファイバーを全国に敷いたという。同じくTOTも、光ファイバーのポートを57万箇所設置しつつあるそうだ。


■タイランドの弱点3
分野

タイはWEF(世界経済フォーラム)の世界国際競争力のランキングで、2007年の28位から、34位、36位、38位、そして2011年は39位と、毎年順位を落としてきている。主に劣ってきているのは3分野だ。

(1)国や経済の組織やインフラ
(2)健康、教育訓練
(3)技術・技術革新


■果報は寝て待て

低速インターネットも、ようやく高速化の緒に着いた。ここは、10年前の日本に戻ったつもりで、じっくり速くなるのを待つとしよう。携帯の3Gですら、内輪揉めでなかなか進まないのだから……。えっ、10年前の日本のネット事情の方が良かったって?

*当記事はブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。


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