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2011年11月01日
1日午前11時半、福泉市を走る蘭海高速道路の付近の修理工場で爆発事故が起きた。湖南省から貴州省貴陽市まで爆薬を輸送中のトラック2台が現地修理工場に入った時、爆発が起きたという。新華網が伝えた。
積載されていた爆薬は計70トン。爆発地点には大穴が開き、付近の高速道路料金所は屋根が吹き飛ぶ、その隣のオフィスビルは壁が全部剥がれ飛ぶなど大きな被害がでた。これまでに7人が死亡、200人以上が病院に送られる惨事となった。
中国公安部の孟建柱副部長は、全力で救助し原因究明を進めること、爆発危険物の運搬管理を強化するよう指示を下した。
それにしても70トンの爆薬とは……。そんな危険がいっぱいのトラックがド田舎の修理工場に運び込まれたというのも怖すぎる話だ。入った先で溶接でもしていて、その火花が飛んだのだろうか。「チャイナボカン」と揶揄される中国の爆発事件頻発だが、特大級の爆発が起きてしまった。
*写真は鳳凰網の報道。他写真多数。