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12歳女子小学生にわいせつ=警察・司法担当の県共産党幹部による犯行―甘粛省

2011年11月02日

2011年10月29日、甘粛省隴南市成県の共産党幹部が12歳の少女にわいせつ行為を働いた容疑で逮捕された。11月1日、新華網が伝えた。


被害者の玲玲ちゃん(12歳、仮名)は隴南市武都区出身の小学生。玲玲さんも兄・強強くん(15歳、中学生)も成県の学校に進学したため、2人の面倒を見る母親と3人で借家住まいをしていた。28日夜、母親は用があって武都区の実家に帰宅。子ども2人だけとなった29日朝に事件は起きた。


小学生运动会,搞得游马有氧 / Jimmy Xue


朝8時、目を覚ました後、ちょっと外に出た強強くん。帰ってくると、家の扉にカギがかかっている。ノックをしてもなかなか扉は開かない。しばらく待ってようやく下着姿の玲玲ちゃんがカギを開けてくれた。家に入った強強くん、すぐに奇妙なことに気がついた。

妹のベッドの下から人の声が聞こえるのだ。のぞいてみると、そこにいたのは50代の中年男性。見つかった男は慌てて家の外に駆けだして行った。玲玲ちゃんに話を聞くと、強強くんが家を出た後すぐ、男が押し入っていて扉にカギをかけた。そして玲玲ちゃんにわいせつ行為を働いたのだという。

強強くんはその中年男性の顔に見覚えがあった。借家の向かいにある建設中の家の施主さんだ。通報を受け、警察が男を逮捕したが、成県政法委員会の張漢文副書記であることが判明した。警察や司法を監督する中国共産党部局の県組織ナンバー2が小学生へのわいせつ容疑でお縄になるという、なんともとほほ、かつ許し難い事件となった。

この一件を成県住民が新華社にたれ込んだため、中国全土に流れるニュースとなってしまった。中国共産党成県委員会はすでに張副書記の停職処分を発表している(財経網)。


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