中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
オンライン調査を手がけるZOL調査センターから「2011年第3四半期 中国タブレット市場報告」が公開されました。
■メーカー別人気度調査
まずはメーカー別の人気度調査から紹介します。
6月末時点の調査と比較して9.5%下がって入るものの苹果(アップル)が首位を堅持しています。三星(サムスン)、联想(レノボ)、华硕(ASUS)、摩托罗拉(モトローラ)などお馴染みな顔ぶれが並ぶ中、GPS製品やマルティメディア系製品、電子ブックなどを発売し、タブレットも数多く提供している中国国内メーカー纽曼(Newsmy)が4位にランクインしているのが特徴的です。
■上位3社人気度推移
次は上位3社の人気度推移を時系列に並べたデータです。
苹果(アップル)の人気は5月度が53.7%で、6月度が45.7%なので、月を経るごとに下降しているわけですが5月6日のiPad2発売の際の熱(レコードチャイナ)が徐々に他にも分散されて行った結果と言えるのかもしれません。
■機種別人気度調査
続いては機種別の人気度調査です。
機種ごとに見るとメーカー別のデータとは違った傾向も見られ、まだまだiPad2が数多くランクインしているのと、気の早いユーザーもいるのか、iPad3なんかも7位にランクインしています。
■平均価格推移
続いては発売中のタブレットPCの平均価格の推移です。
第3四半期全体では3368元(約4万1400円)、9月で3235元(約3万9700円)の平均価格になっています。前回のレポートでお届けしたとおり、4月の平均価格は4290元(約5万2700円)でしたから5ヶ月で1000元(約1万2300円)強平均価格が下がっていることになります。
■価格帯別人気度調査
続いては価格帯別の人気度調査です。
ここは以前からのデータとそれほど大きな変動はないですが、やはり2000~3999元(約2万4600~4万9100円)の価格帯人気が圧倒的です。
■OS別人気度調査、推移
次はOS別の人気度調査とそれを時系列に並べたデータです。
Android人気は上昇を続けており、9月時点では6割超の支持を集めています。
■サイズ別人気調査
最後はサイズ別の人気調査です。
最近は8インチや5インチなどのサイズのタブレットPCも見かけますが、まだまだ10インチ前後(9.7と10.1)と7インチが合計で9割弱と人気を集めています。
さて、今後はランキングにもいち早く登場していたiPad3や、Android 4.0搭載タブレットなども徐々に話題になっていくでしょうから、今回の人気度調査がどう変化していくのか注視していきたいと思います。
情報元:ZDC调研中心
*当記事はブログ「Android/OPhone雑記」の許可を得て転載したものです。