35人もの女性に性的暴行を加えた新疆ウイグル自治区の教育行政官僚が死刑判決を受けた。被害者のうち10人は幼女だったという。

2011年11月3日付財経網は記事「新疆一名官员7年性侵35名女性 包括10名幼女」（新疆の官僚、7年間で35人の女性に性的暴行、うち10人が幼女）を掲載した。

元・新疆ウイグル自治区昌吉回族自治州ジムサル県教育局行政弁公室主任の呉勇は2日、執行猶予付き死刑判決を受けた。執行猶予は2年、政治権利終身剥奪、罰金2500元（約3万円）、減刑不許可といった付帯条件もついている。


Young Girl at Hotan Sunday Market / preston.rhea

呉の容疑は性的暴行及び強盗。2003年から2010年にかけ、夜間に民家に押し入り、刃物で女性を脅して性的暴行を加えるという犯行を繰り返していた。犯行回数は30回。うち20回は未遂。10回は既遂と認定された。1回の犯行で複数の被害者がいたケースもあり、被害者の合計は35人にのぼる。年齢はばらばらだが、幼女が10人と多かったという。

押し入った先で強盗し計300元（約3600円）を奪っていたほか、6件1130元（約1万3600円）の窃盗も認定された。また小口径のスポーツライフルと銃弾11発を不当に所持していた罪も認定された。