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再び尼僧が焼身自殺、その場で死亡=今年11人目の犠牲者―チベット(tonbani)

2011年11月04日

■再び尼僧が抗議の焼身自殺・死亡 今年11人目■

*当記事は2011年10月3日付ブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


20111104_チベット_焼身自殺_尼僧_写真

2011年11月3日、現地時間12時頃(12時40分頃との情報もある)カム、カンゼチベット族自治州タウ、ジャンジュップ・チュリン(ガンデン・チュリン/ダルカル・チュリンとも呼ばれる)の尼僧パルデン・チュツォ(チュンサン)、35歳が抗議の焼身自殺を行い、死亡。

チベット亡命議会議員ジャミヤン・スパが伝えるところによれば、彼女はタウ県ドツォ郷ドンツォ村出身。父ゾナと母クレンの娘。タウではナムギェル仏塔のそばで人々が集まりニュンネ(断食)の行が行われていた。その場所はニンツォ僧院に近く8月15日に僧ツェワン・ノルブが抗議の焼身自殺を行った場所でもあった。

その同じ場所で尼僧パルデン・チュツゥは頭から灯油を掛け焼身を行った。彼女は炎に包まれながらも集まっていた人々に向かい「チベットには自由が必要だ!ダライ・ラマ法王に長寿を!ダライ・ラマ法王をチベットに!」と叫んだという。

炎の勢いは強く彼女はその場で死亡したという。チベット人たちは遺体を近くのニンツォ僧院に運び込んだ。

現在、武装警官隊が僧院を包囲し僧侶たちに遺体を引き渡すよう要求しているという。地域の尼僧や僧侶、一般チベット人も僧院に続々僧院に集まり、武装警官隊との緊張が高まっているという。

ダラムサラではこれから彼女を追悼するためキャンドルライトビジルと集会が行われる。
(*当記事は2011年11月3日夜間に執筆されたものです。)


参照:3日付けTibet Net、3日付けphayul

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*当記事は2011年10月3日付ブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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