中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年11月07日
調査会社の易观国际が2011年第3四半期の中国におけるモバイル地図の市場状況を発表したので紹介します。
■モバイル地図シェア
まずはモバイル地図のシェア状況です。
高德ソフトウェアという車載GPSやモバイルマップを専門とする企業が25.0%でシェアトップに立ち、2位にはGoogle Mapが18.5%、3位にはノキアの地図が11.0%で続いています。
高德ソフトウェアは2002年設立で2500人の従業員を抱え(2011年時点)、BMWやAudi、トヨタなど国内外の大手自動車メーカーをパートナーに持つ企業ですが、GPSなどで培った実績がモバイル地図の市場においても優位性を発揮した結果と言えるのかもしれません。
■利用ユーザー数
次は利用ユーザー数です。
前記比伸び率は33.7%と若干落ち込みはしましたが、2011年第3四半期に初めて利用者が1億人の大台を突破しましたし、第1四半期と比較すると倍弱のユーザー規模になっています。第3四半期の特徴としてはその他、AR技術による検索や音声検索などが台頭してきたともレポートにはありました。
さて、3億を超え4億の声も聞こえるモバイルインターネットユーザーとも密接に関連するモバイルマップ。今後その市場がどう展開していくのか、要注目ですね。
情報元:易观网1、易观网2
*当記事はブログ「Android/OPhone雑記」の許可を得て転載したものです。