■3日に抗議の焼身を行い死亡した尼僧パルデン・チュツォの葬儀に1万人■
*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。
*本土チベット人が伝えた新たな焼身の写真(フェイスブックより)
再び尼僧が焼身自殺、その場で死亡=今年11人目の犠牲者―チベット(tonbani)(2011年11月4日)
以下、ウーセルさんコメント:
2011年11月3日木曜、35歳のチベット人尼僧パルデン・チュツォが四川省カンゼ・チベット族自治州タウ(道孚)で焼身。炎に包まれながら「チベット独立」高らかに叫ぶ姿が目撃された。倒れ込み、炎に呑み込まれながら、何と彼女は合掌していた!
現地からの報告を受けたダラムサラ在住のタウ出身元政治犯ロプサン・ジンバによれば、2011年11月6日、タウ、ニンツォ僧院において尼僧パルデン・チュツォの葬儀が行われ、その際、1万人ほどのチベット人が集まったという。
ニンツォ僧院の中には約1000人の僧・尼が集まり、葬儀を取り仕切った。僧院周辺にはタウだけではなく周辺のカンゼ等の町からもチベット人が大勢集まり、尼僧の死を悼んだ。
当局は尼僧の死後、直ちに葬儀を行うよう命令したが、ニンツォ僧院はそれに従わず、地域の習慣通り死の3日後に葬儀を行った。
早朝5時半、ニンツォ僧院裏手にある火葬場で尼僧は荼毘に付された。チベット人たちは手にカタと灯明を持ち、暗い内から次々にその場を訪れた。
一方「通りは中国の保安要員で溢れている。ニンツォ僧院の近くにある映画館は軍の集結場となり2000人ほどの兵士がいる。町全体が包囲されている」と報告されている。
ロプサン・ジンバによれば、「葬儀の最中『チベット独立!』と声を上げるものたちがいたが、ニンツォ僧院僧院長がこれを止めさせた」という。
また、彼に対し町の人は「亡命側の人たちが自分たちの状況を広く世界に知らせてくれていることに感謝する。影響力のある大きな国の政府や国連が中国に圧力
をかけ、状況を変えてくれる事を願っている。
状況が変わらない限り、法王がチベットにお帰りにならない限り、我々はこれからも、いくら中国が軍隊を増やそ
うとも、弾圧しようとも、焼身自殺であれ、デモであれ、できうる限りの抵抗活動を行う決意でいる。我々は決して諦めない」と話したという。
参照:6日付け
RFAチベット語版、6日付け
AP、7日VOTチベット語放送
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