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亡命チベット仏教リーダー、焼身抗議の中止を要請―チベット(tonbani)

2011年11月10日

■カルマパ 焼身抗議の中止を要請■

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


20111110_カルマパ・ラマ_亡命チベット仏教_写真
*カルマパ・ラマ。

9日付けReuters

2011年11月9日水曜日亡命チベット仏教リーダーの中でもっとも高位の一人カルマパ・ラマが、内地チベット人に対し、焼身自殺を中止するよう要請。チベットの大義進捗のためもっと建設的な方法を見いだしてほしいと。

2000年にチベットから亡命したカルマパ・ラマはダライ・ラマと共に自称チベット亡命政府がある北インドのダラムサラに住む。

南西中国四川省で今年に入り焼身自殺を図った11人は、「勇敢」であり、「彼らがその下に暮らす不正義と弾圧を糾弾するために」絶望的行為に走ったのだとカルマパ・ラマは言う。

彼はEメイル声明の中で、「状況は耐え難いほどに困難なものである。しかし、この困難な状況の下、我々はより大きな勇気と決心を必要としている」と言う。

「チベットから寄せられる焼身抗議の報告一つひとつに私の心は苦しみで一杯になる」

「仏教の教えでは命は貴重なものだ。価値あるものを達成するために我々は己の命を守らねばならない。我々チベット人の数は少ない。だから、チベットの大義のためにも一人一人の命は尊い」と語る。

中国はノーベル平和賞受賞者ダライ・ラマをこの焼身自殺をそそのかしているとして批難する。そして、繰り返し、チベット人には宗教の自由があると言う。

中国が暴力的分裂主義者として批難するダライ・ラマは10月終わりに、ダラムサラにおいて大勢の僧侶、尼僧、一般チベット人を率いで焼身抗議により命を失った人たちを追悼した。

1959年、中国支配に対する蜂起に失敗した後亡命したダライ・ラマは暴力を否定し、祖国の真の自治を求めているだけだと繰り返し主張する。

カルマパ・ラマは中国に対し「チベット人の正当な要求に留意し、暴力的に彼らを黙らせる代わりに、彼らと意味ある対話を始めるべきだ」と要請する。

焼身抗議はチベット人が多く住む四川省のカンゼとンガバで起こっている。そこに住むチベット人たちは、中国西部の広大な高原に広がる、チベット自治区に限らない、より大きなチベット地区のメンバーであるとの自覚を持っている。

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*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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