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<中国モバイル検索市場>PCに比べ苦戦する百度=競合他社にもチャンスの芽?(11年第3四半期)(osschina)

2011年11月14日

■2011年第3四半期 中国モバイル検索市場レポート■

*当記事は2011年11月9日付ブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。


調査会社の易観国際から2011年第3四半期 中国モバイル検索市場レポートが発表されました。

*注:レポート本文では「无线搜索」となっており、携帯電話、PDAによるアクセスと定義しPCやネットブックからのアクセスは含まない、となっていますがこちらではモバイル(端末)というキーワードを使わせていただきます。


■検索数シェア


さて、まずは検索数によるシェアです。

20111114_中国_モバイル_検索エンジン_1

百度が33.5%でトップ、宜搜(easou)が22.0%で2位につけ、Tencentの搜搜が21.0%、Google中国が11.3%で続きます。


■検索件数

検索件数はというと、前期比15.7%増で1日あたり平均7.8億件でした。

20111114_中国_モバイル_検索エンジン_2


■PV数シェア


次はPV数によるシェアです。

20111114_中国_モバイル_検索エンジン_3

先のシェアと順位に変わりはありませんが数値は若干異なり、百度が37.4%、宜搜(easou)が22.3%、搜搜が19.7%、、Google中国が9.2%という結果になっています。


■PV数


同期間のPV数は、前期比15.9%増の1日あたり平均28.70億ページとのことでした。

20111114_中国_モバイル_検索エンジン_4


■モバイルでは大幅にシェアを落とす百度


いずれも中国検索の雄、百度が3分の1強のシェアを取りトップに立ってますが、2011年第2四半期時点のPC検索市場シェアでは4分の3強の75.9%のシェアを取っている現状を考慮すると、少し苦戦しているようにも思えてしまいます。
(関連記事:「2011年Q2 中国検索エンジン市場シェア」中国(上海)Webマーケティング)

今後は各社スマートフォンを中心にアプリのプレインストールやデフォルト検索エンジン、Webブラウザのデフォルトページに指定してもらうなど、様々に対策を施していくのでしょうが、その他どういった施策をとっていくのか……。

非常に楽しみです。

情報元:易观数据1易观数据2

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*当記事は2011年11月9日付ブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。


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