■「ダイコン」って何?■
*当記事はブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。
Daikon radish : (Raphanus sativus var. longipinnatus) / Miran Rijavec
■半年ぶりに「ダイコン」を発見
一昨日、半年以上ぶりだと思いますけれども、ニジニ・ノヴゴロドのスーパーで大根をゲットしました!!!実は一週間ぐらい前にモスクワ在住の日本人の方から大根をいただいて、大喜びでした。モスクワなら色々な食材が手に入るんだなとそのとき改めて実感し、ちょっとうらやましくなりました。
今回ニジニ・ノヴゴロドのスーパーで大根を見るなり私はすぐに駆け寄り、手にしました。よっぽどうれしそうに見えたのか、そばにいたロシア人のおじいちゃんは
「Это что за фрукт?」 (これは一体なんだ?)
と不思議そうに聞いてきました。
■大根はロシア語でも「ダイコン」、つまり存在しなかった
「大根」はロシア語でもそのまま「ダイコン」と言います。しかし、まだまだ認知度が低いようで、おじいちゃんも「ダイコン」と言われてもぴんと来ないみたいです。
「え?それ何?」とまたまた聞いてくるので、ロシアの丸っこい野菜 「редька」(ラディッシュ) の一種だと説明しておきました。
Radishes / La Grande Farmers' Market
■みんな未知の野菜に興味津々
レジのおばちゃんも私の買い物かごに入っている大根を指して
「これは何ですか?」と聞いてきました。ロシアのレジ打ちおばちゃんが色々質問してくるのは珍しくありません。
「これはネクタリンですか?桃ですか?」とか
「このパンはイチゴジャム入りですか?マーマレードですか?」などなどです。
ですが、今回も私は普通に
「ダイコン」と答えました。しかし、おばちゃんは「え?」と固まってしまったので、私まで自信がなくなってしまいました。立て続けに2回も通じないとなると、もしかして別の言い方があるのかなと迷い始めたのです。
「ダイコンだと思いますけど……」と私がもう一回繰り返すと、レジ打ちおばちゃんは今度隣のレジのお姉さんに質問をしました。
しかし、向こうも肩をすくめるだけだから、おばちゃんは大根がおいてある棚までわざわざ名称を確認しに走って行きました。戻ってきて
「ダイコンでしたね」とうれしそうに言って、やっと商品コードをレジに入力できました。
■ロシア人の認識では「刺身のツマ」会社のロシア人同僚に聞いても、
大根といえば日本料理のお店でお刺身のつけ合わせで出るもの、という程度の使い方しか知らないようです。
「白くて細長くて」と形の説明をすると
「え?丸いんじゃないの???」とびっくりされました。
今回スーパーの棚においてあったのはたったの5~6本だけですが、一体どういう人が買い、どういう料理に使うんだろう?と、とても気になりました。
■和食をもっとメジャーに!頑張れ、ロシアの日本料理店
ニジニ・ノヴゴロドのスーパーでは、
シイタケも、レンコンも、ごぼうも、里芋も、小松菜もありません。たまに、もやしとシメジを見かけますけれども、珍しいです。「お寿司ブーム」もいいけれども、ロシアにある日本料理レストランにもうちょっと頑張ってもらって、日本の煮物や鍋も流行らせてほしいなと思います。
日本の食材が普通に手に入るようになったら、私はあと数年はニジニでの仕事頑張ってもいいかも……!な~んてね(笑)。
*当記事はブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。
売ってる人たちも何なのかどうやって食べるか知らず。
スーパーのあちこちで聞かれた。
もしかしたら今もわかってないかも。
上海での白い玉ねぎも。
上海の玉ねぎは基本的には赤いものしかなかったのが、
白いのが売られるようになった最初の頃は、
特に年配の人から「それは何だ?」と聞かれた。
今でも地場スーパーでは玉ねぎは赤と白が売ってるけど、白は売れ残る。