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2011年11月17日
■新浪微博に続き、騰訊微博もECサイト事業へ
以前、新浪微博がオンラインショッピング大手の京东商城と連携し販売促進ページを公開したことはお伝えしましたが、腾讯微博も同様に「微卖场」を公開してきました。
(関連記事:「EC事業への布石? 新浪微博、京東商城と連携、販売促進ページを公開―中国微博情報」2011年8月27日)
上の図は「好乐买(okbuy)」という靴の販売をメインとした大手オンラインショッピングサイトとの連携ページです。
■グループ内ECサイトとの連携
新浪微博の場合、展開されている製品をクリックすると京东商城のページにリンクしており、そちらに誘導されるようになっています。今回の腾讯微博も基本は同じ構造なのですが、「转播降价(特価製品の意味)」のページでは同グループ内のオンラインショッピングサイト「QQ网购」にもリンクされていました。
■EC事業参入に関しては騰訊(Tencent)に一日の長あり
腾讯(Tencent)はこのQQ网购の他にも2011年第3四半期時点で支付宝(Alipay)に次ぐ第2位の利用シェアを誇る「财付通(Tenpay)」も有しています。
こういったことからも、EC事業への本格参入という観点では新浪微博よりも腾讯微博の方に一日の長がありそうです。
微博ビジネスの収益化というのは両社に取って最重要課題であり、EC事業はその中でも大きな役割をになっていくでしょうから、今後も動向など注視していきたいと思います。
情報元:MSN中文网、易观数据
*当記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。