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■Androidの市場販売シェアは58%に
易观国际が提供するEnfodeskから「2011年第3四半期中国モバイル端末市場レポート」が発表され、2011年第3四半期時点のOS別市場販売シェアが公開されました。
Androidは2010年第3四半期の16%から右肩上がりを続け、1年後の2011年第3四半期では58%のシェアを占めるまでに至りました。
それとは対照的に「X」の字を描くがごとく右方下がりになっているのはSymbianで、2010年第3四半期に68%あったシェアが2011年第3四半期には約3分の1の23%にまで下降しました。
その他OSに関してはほぼ同じような状況ですが2011年第3四半期現在では6%でiOS(iPhone)が3位につけています。
■世界シェアとほぼ同一の動き
これを同じような時期に発表されたGartner社の世界全体での市場シェアと照らし合わせてみるとRIMやiOSのシェアが中国より高く、AndroidやSymbianの数値も若干違いますが、ほぼ同じ曲線を描いていることがわかります。
Enfodeskのレポートでは第3四半期もAndroidのシェアが伸びた原因の1つに1000元(約12000円)スマートフォンの種類が増え、ブランド認知が広がってきたことをあげていました。
今後、Android及びその派生製品が快進撃を続けるのか、Symbianが凋落の一途を辿っているノキアがWindows Phone7搭載端末で巻き返しを図ってくるのか、そしてiOSの動向はなど、今後も目が離せませんね。
情報元:易观数据、凤凰网科技
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*当記事はブログ「Android/OPhone雑記」の許可を得て転載したものです。