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2011年11月17日
Caribou “Swim” | カリブーの5thアルバム『スイム』から紐解く、アートワークの重要性と必然性とは?(Qetic、2010年6月1日)
本名、「Daniel Victor Snaith」。2004年、諸事情ありManitobaからCaribouに改名。数学一家に生まれ、名門トロント大学で学ぶ。英大学で博士課程も取得している異色経歴の持ち主。
【インタビュー】CARIBOU ex MANITOBA(iLOUD)
本人が「僕はレコーディングに関してはコントロール・フリークだから、全てのディテールまで完璧でなくてはいけない」と話すように、カリブーのサウンドは計算され尽くしたかのようなサウンド・スケープで成立している。トロントの大学院で数学を学んだ経験が、そこでは活かされているのだろうか。
「いや、僕が学んだ数学は非常に抽象的かつ難解で、現実の世界のどんなことにも応用できるものじゃない。でも、僕のマインドをバネのように鍛えてくれたね」
さらに続けて、彼は言う。
「僕は、ただ自分の直感に頼っているんだ。制作中は本当に慌ただしくクレイジーで、物事を合理的に考えるなんてことは、僕をコントロール不可能なほどの怒りに追い込むからね。僕はこのアルバムのほとんどのパーツを目を閉じてつくったんだ。周りのスペースからアイデアをチャネリングするんだ」